顔面多汗症手術の効果は?費用は?副作用は?
その顔汗、もしかしたら顔面多汗症かも!?
ひっきりなしに顔から流れでる汗。
そもそも人間は、体がオーバーヒートしないように、体温が上がったら汗を出して温度調整するようにできています。
そうすることで、一定の体温を保てているわけですが、暑かったり緊張する場面でなくても汗が吹き出るようだったら、もしかしたらそれは「顔面多汗症」かもしれません。
顔面多汗症ってなに??
顔だけに限定されて、異常に発汗する症状が半年以上続いている方は、顔面多汗症かも。
生活に支障を来すほどの汗がでる方は、一種の病気である可能性があります。
その治療方法の1つに手術がありますが、一体どんなものなのでしょうか?
顔面多汗症の手術方法は?
一般的に、顔面多汗症には「胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)」が用いられます。
発汗には交感神経の過剰なはたらきが関連しているため、この神経を切ってしまうことで、局所的な汗を抑えるという方法です。
脇に数ミリの穴を開け、内視鏡を使って胸のあたりの交感神経を遮断することで、顔や脇・手などの症状が改善されると言われています。
ですので、、顔汗で悩んでいる方の他にも、多量の脇汗や手汗に困っている方も受けられる手術のようですね。
気になる顔面多汗症手術の費用は??
ETS手術は健康保険が適用されるので、自己負担は3割です。
だいたい10万円前後の負担ですが、事前に高額医療の手続きをしておけば、数ヶ月後にもう少し返ってきます。
(高額医療の返金額は収入によって異なりますので、詳しくはお近くの市役所にお問い合わせください。)
顔面多汗症手術のメリットは??
・神経そのものを切ってしまうので、確実に汗の量が減る
・傷が小さいので、日帰り手術できる病院もある
顔面多汗症手術のデメリットは??
・代償性発汗と言って、顔からの汗を抑えた代わりに、他の部位(主に背中、お腹、お尻、太ももなど)からの発汗が増える可能性がある
・交感神経は切断すると再生できないため、代償性発汗がツラいので、もう一度つなぎたいと思っても手術ができない
・脇の傷が黒ずんでしまう可能性がある
・交感神経を切断した部位の体温調整がむつかしくなるので、体に熱がこもったり、ほてることがある
顔面多汗症手術まとめ
いろいろと調べてみましたが、顔面多汗症手術の被害者サイトがあるくらい、結果に満足されていない事例も多いようです…。
その理由はさまざまですが、主に上記のデメリットの部分に納得いかなかった方がほとんどでした。
手術は高額な料金を支払って自分の体にメスを入れるので、慎重に検討したいものですね。