すぐに化粧崩れ!30代の更年期障害で顔汗が止まらない!?

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更年期障害と言えば40代・50代で閉経した女性が抱える問題だと認識している方も多いかと思いますが、実は最近、30代でも更年期障害と同じような症状を訴える方が急増しています。

実際に閉経していないのに、なぜ更年期障害の症状が出てしまうのでしょうか?
また、止まらない顔汗との関連はあるのでしょうか?

それぞれの関連性を紐解いてみましょう。

更年期障害とは?

更年期障害とは、更年期を迎えた女性の卵巣機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少することで発症する自律神経失調症のひとつです。

その症状には以下のようなものがあります。

・イライラする
・やる気が起きない
・すぐに落ち込んでしまう
・ほてり(ホットフラッシュ)
・多汗(汗が止まらない)
・薄毛・抜け毛
・太りやすい
・冷え
・めまい

30代で更年期障害になる原因は?

30代で更年期障害になる方は、実際に閉経しているわけではありません。

閉経していないのに症状が出てしまう大きな原因は、"自律神経の乱れ"が原因であると考えられます。

自律神経とは、循環器・呼吸器・消化器などを司る大切な神経で、24時間休みなく働き続けています。

起きて活動している時に活発になる交感神経と、休んでいる時に活発になる副交感神経の2つに分かれ、通常はバランス良く働いている神経です。

しかし、無理なダイエット、過剰なストレス、食習慣の乱れ、寝不足などが重なると、自律神経の中の交感神経スイッチが常にONになり、結果的に体のバランスが乱れ、更年期障害のような症状が出てしまいます。

30代更年期障害の対策方法は!?

無理なダイエットは禁物

美を追求するあまり、無理なダイエットに走ってしまう女性が急増しています。

過酷なダイエットは、体にとっては"ストレス"になり、自律神経の乱れを招いてしまう原因にもなります。

さらに、中には生理不順などの症状が現れ、卵巣機能そのものもダメージを受けてしまう可能性があります。

そういった状態になる方の典型的な例が、「楽して短期間で痩せたい」というパターンです。

体にダメージを与えながら痩せても良いことはありません。
計画的な長期スパンで、余裕を持ってダイエットに臨みましょう。

良質な睡眠の時間を確保する

食欲、性欲と並んで、人間の三大欲求として挙げられるのが「睡眠」です。

体が睡眠を欲しているのに、ほとんど寝ないのは、無理やり交感神経スイッチを入れている状態。

本当は副交感神経を入れて休みたいのに、交感神経スイッチをONにする時間が長いと、体は混乱して寝ている間も交感神経をONにしたままにしてしまうこともあるようです。

これを予防するためには、意識的に睡眠時間を確保して、きちんと副交感神経(リラックス)スイッチが入る状態を作るように心がけましょう。

自分なりのストレス発散方法を見つける

“ストレスは万病の元"と言われる通り、交感神経の働きにも大きく影響します。

体と脳がストレスを感じると、必然的に交感神経スイッチが入り、戦闘モードを保とうとします。

この状態が続くと、いつまでたっても体と脳が休まらないので、自律神経失調症のような状態になり、更年期障害に似た症状を発症してしまう原因となります。

ストレスの感じ方は人それぞれですが、自分なりのストレス発散方法をいつくか見つけておきましょう。